まだまだきれいなのに内装が破れて使えなくなったり、お気に入りの財布なのに内装が擦り切れて買い替えを余儀なくされたり。そんな経験はありませんか。
KUBERA9981の財布は「総革仕立て」。
「贅沢な」という枕詞とともに語られることの多い「総革仕立て」ですが、KUBERA9981の場合それはある一面に過ぎず、型崩れや破れなどのダメージを極力抑え長く使えるように工夫した結果なのです。
総革仕立てといっても、ただ革を使えば良いというわけではありません。
KUBERA9981の内装は他ではなかなか見かけない、細部までこだわった作り込みをしています。
POINT1: きめ細かい「カーフ」を使用
カーフとは生後6か月未満の仔牛革のこと。きめの細やかさ、手触りの滑らかさ、透明感のある艶など、本体素材として使用しても十分に見栄えするほどの上質なレザーです。
KUBERA9981ではカーフの魅力が最大限に発揮されるよう、内装すべてに使用しています。
POINT2: カーフを2枚貼り合わせ
革には表裏があるのですが、内装のほとんどのパーツ(見えない裏側まで!)において両面が表側になるよう2枚を貼り合わせてから組み立てています。
こうすることによってカーフの柔らかさ・滑らかさに耐久性が加わり、従来の製品よりも数倍長持ちするように作られています。
例えば小銭入れや仕切り部分は、長年の使用においても劣化で破れることはありません。
またカードポケットは、使用とともにカードの厚みにあわせて革が成形されていきますので、フィットしながらも出し入れしやすいよう変化していきます。
POINT3: 滑らかで堅牢なコバ
製品の縁(ふち)の部分になる革の裁断面を「コバ」と呼びますが、KUBERA9981では主にこのコバを見せた「切り目仕立て」と言われる製法を採っています。革の厚みを活かし頑丈にできることからダレスバッグなどのカチッとしたビジネスバッグに用いられる製法です。
丈夫な反面、裁断面を処理する手間がかかり小さなパーツは非常に加工が難しいため、財布ではこの製法を採用しないこともあります。
いくつものパーツが重なるコバは革が何層にもなっており、これらが平らになるまで念入りに磨き上げてから特製の樹脂を塗り込み表面を整えます。これを複数回繰り返して仕上げます。
他社製品に比べ、ガッチリとした印象で厚みや重量はありますが、使い込むほどに馴染み、なにより長持ちするタフさと実用性がKUBERA9981ならではの特長です。
お手入れについて
皮革用の馬毛ブラシで定期的にブラッシングを行ってください。
濡れたまま放置するとシミになったり革が硬くなったりしてしまいます。濡れた時はすぐに乾いた布を使い軽くたたくように拭き取ってください。
3か月から4か月に一度の頻度でデリケートクリームなどの乳化性クリームを薄く塗り、ブラシで磨きあげると潤いの補給とともに艶もよみがえり、より長持ちします。
すべては長くお使いいただくために
KUEBRA9981の総革仕立て内装へのこだわり。
それは決して「贅沢」であることを求めたものではありません。長く使える革製品だからこそ、またせっかく気に入っていただいた特別な素材だからこそ、少しでも長く良い状態でお使いいただきたいのです。
こだわりの「総革仕立て内装」。